2015年5月16日土曜日

お寿司職人

わーーーーすごいーーー。美味しいーーー!
そこには、確かに感動がありました。
すぐ目の前のお寿司職人さんが、すぐ目の前の自分を思って、
沢山の引き出しの中から、作ってくれるのです。


すべてをお任せにしていて、次に何がでるのかわかりません。
何だろうこの、ワクワク感は。


作り手と話ながら食べられるなんて、すごい喜びを経験しました。
私も写真で、お任せと言われたときの、
痺れるような緊張感と、それに答えようと全神経をもって、
その人に寄り添うための手がかりを探します。


一番最後には、シメのお任せをとお願いすると、
いくつかの質問をいただきました。
でも、それは直接的なネタのことではないです。


味覚と気持ちがくっついた質問でした。
私はその時、自分が最後に何を食べたらいいか分からなかったのです。
それを、質問と今日食べたものの中で見せた、
私の表情から読んでいるようでした。


そして出て来たネタを食べた瞬間、


めっちゃ、正解ーーーーー!


私が自身では絶対に具体的には言い当てられなかった、
それなのに、まるで私の舌と会話したみたいに、
今の私の求めるピッタリのネタが出て来たことに感動しました。


感動しながら食べる私を見て、
お寿司職人さんが、今日はゆっくり眠れます、
と言ってくださっていました。
私もお客さんの反応、すごく気になりますし、とてもよくわかります。



最近出会った人に、本物を食べなあかんよーって言われて、
その意味がよくわかった経験のひとつでした。


東京で本物を知る五感磨き、味覚編にも力入れていきたいです。


これだ。この素晴らしい感動の体験、
連れて行ってくださった方に本当に感謝です。


今度は自分でお金をためて、この感動に会いに行こう。





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