2015年5月3日日曜日

しずくのこと

今日は久しぶりに散歩をしようと決めていました。

でも、仕事が終わったら雨が降ってきて、

レインシューズもレインコートも東京に置いてきたので、

雨の中をビニール傘に革靴で歩きました。



靴を濡らしたくなかったので、傘をうんと前に倒して歩くと、

雨のしずくが、透明な傘を伝って落ちる様子が思いのほか綺麗で、

傘越しの景色に見とれてしまいました。



おかげで、髪の毛と背中はびしょ濡れになっていました。

でも、その甲斐があるくらい、しずくと夕方の空と街の夜景は、

息をのむほどに綺麗でした。

カメラを持ってきたらよかった、と後悔するほどです。



携帯もお財布も何も持たずに、ただ散歩をしながら考え事をしたかったのですが、

そのことを忘れるくらい、伝っていくしずくとその風景に惹かれました。



帰る頃には結局、お気に入りの靴もびしょ濡れになってしまったけれど、

やっぱり雨の今日、ビニール傘とこの靴で散歩をしてよかったと思いました。



私は雨のしずくのデザインが好きですが、

実際には雨がしずくのような形をしている瞬間なんて、

ほとんど出会ったことがないです。

ぽたっと落ちる、その瞬間にしかあの形にはならないと思います。

それにしても本当に上は尖っているのでしょうか?

落ちていくときは、丸い気がします。



今日の傘に当たる雨も、どれも真ん丸か楕円でした。

傘に当たってはじけたり、纏まったりして、つーっと流れていきます。

あのしずくのデザインは、誰が考えたのでしょうか?



次は絶対にカメラを持って出かけよう。

次の雨の日が待ち遠しいです。




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