写真は、
本当は存在するけれど眼には見えないものを、
形にすることができます。
私が写真で作りたいのは、誰かや自分の「希望」です。
私は、希望をくれる人や言葉を信じてきました。
逆上がりも自転車もいつかできるようになる、
という希望をもっていたし、
皆にはできても自分には無理なんじゃないか
って思うことだって、
希望を頼りに挑戦して、
そしたらいつの間にかできなかったことが、
できるようになっていました。
東京で出会った、いい作品も、いい映画も、いい音楽も、
驚きや発見ののちに、いつも私に希望をくれます。
ほんの少しでも可能性があるのなら、
やってみようかな、そういう気持ちです。
そして、希望が自分に次の一歩を踏み出す勇気やアイデアを
くれたことが何度もありました。
だから、私も写真で誰かの希望を作っていきたい。
目に見えない希望を、写真で形にすることで、
見失いそうになった時の、道しるべになったり、
この時は確かにこんな自分で居れた、
これからこんな風な自分でありたい、
ということが形になった写真は、
今後の励みになります。
東京に来て11カ月、
希望なんていう言葉を書いたりする自分が、
ありきたりで、はずかしい、って思う気持ちもあるけど
でもなんか今、一番しっくりくる言葉です。
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