2017年4月24日月曜日

作品で表現していることについて



一体なぜ、こういう心象風景を作っているのか、
言葉にするのは、とっても難しいですが、
書いてみたいと思います。

ひとことでいうと、
自分探しの旅のようなもので、

迷いながらも、
いま、ここで、生きている、
私たちのその先には、
希望があることを忘れないため、
それを形にしておきたいと思いました。


なぜ、そういうことを作りたいのかについて、
きっかけがあります。

私はずっと人物を撮ってきて、
その人を表面的に撮るのでなく、
少し内面に触れるような作品を作ってきました。

そこで色んな人の色んな想いに触れ、
当たり前ですがみんなそれぞれに、
迷ったり苦しんだり、気づいたりしながら生きていて、
そういうことがとっても美しいって思うんです。

私にとって人の作品を作るという作業は、
旅や、宝探しの冒険に近いです。

少しでもその人の独特な感覚に寄り添えるよう、
私自身は水のようになって、
そうすると、その人特有の魅力を発見します。
その出会いが私にとって、
どこかでみたことがある気がするけれど、
初めてで不思議な感覚なんです。

理解できる気がするけれど、
入り組んでいて、
きっと、全部は理解できていない、
でも、その先にもっと続くモノがあって惹かれるんです。

本当に言葉にすることは難しいですが、
彼女たちにシンクロする私の迷いと、
その中で見つけた希望みたいなもの、
それが、これらの作品です。

ただ作品にあるような場所を感じたわけではなく、
あくまで、ここではないどこか、
という感覚とその時の心境を表しています。

それは私自身であり、私が見た彼女たちであり、
積み重なった記憶があり、
その上に、いま、ここで生きていて、
さらに、ココから次へと向かっていきます。

そこには希望があるんです。

登場人物は上を見上げています。
そこにどんな空が見えようとも、
いま、ここから、明日へ繋がっています。
迷っていても、
思うようにならなくっても、
きっとその次には、
新しい自分が始まります。

明日は、つづきを書きたいと思います。



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