2017年5月12日金曜日

作品にこめたもの



人生色んな時があって、
もう二度と立ち直れないかもしれないって、
思ったときも、必ずそうでなくて、
時間が経ったりすると、
なーんだ、あの時こんな気持ちだったけど、
今が一番って、
思える時が来きます。

まだ見ぬその時や、希望を予感させられたら、
と作品を作っています。

希望って、言葉では簡単ですが、

これまでのたくさんの記憶が足を引っ張って
なかなかそれを持てそうにない時もあります。
抗えない大きな流れに、
流されてしまう時もあります。

それでも自分や過去を否定することなく、
前向きな気持ちでいられたらと思います。

旅をしたとき、自分が小さな存在に感じて、
新しい気持ちで日常へ戻れる時のように、
この作品の場所に立ち、空を見上げた時、
小さな自分を感じて、
これからのことを考えられますように。



それは、これからどうしていこう、、という不安ではなく、
この作品のこの場所に立ったら、
そこからどこへ行こう、
どう歩こう、空には何が見えるだろう?
このドア、この階段、この道は、どの場所へ抜け、
どこに繋がっているんだろう?
そうやって作品の中に入ってご覧ください。

石造りの建物や、それを侵食する自然は
1000年以上もの時間を超えて存在し続けます。
その圧倒的な時間を想うだけでも、
こうして今、自分が生かされていることが
かけがえのないことに思えてきます。

今は続きがないように見えても、
明日の空は絶対にあるし、
グラグラするような不安定な中でも、
まだ見えてなかったり知らないだけで、
きっとその先はあるって、
思えることが大切なんだと思います。


行き止まりや、どん底にいるように感じさせる作品もありますが、
例えば壁を作ることで、
その先があることが伝わったらならと思い、
どの作品にも、その先の予感を写真で描いています。


インスタグラムで100作品目指しています。
こちらもご覧いただけたら嬉しいです!

0 件のコメント:

コメントを投稿