東京美術館の企画展 「大英博物館―100のモノが語る世界の歴史」へ行ってきました。
1万年前の人も、今の私たちも繰り返しやっている同じようなことがあって、
その普遍的なこと、彼らとのつながりに気づいて、嬉しい気持ちになりました。
彼らは生きるためだけに生きていたんじゃない、ということです。
衣食住以外の、必要のないことに時間を費やしていたんです。
1万年前の人々は、「マンモスの形に彫ったトナカイの角」、を持っていました。
狩猟生活をしていた私たちには、尖らせた石しか必要なかったはずです。
生きるための道具に、決して必要のない手間のかかる装飾を施していたのです。
それを作るって、それを所有するって、どんな気持ちだったのでしょうか?
1万年前を生きる彼らにとって、
マンモスは強く美しく、ぞくぞくするほど魅力的だったのかもしれません。
今を生きる私たちが、
大切な人やペットの写真を、いつも持ち歩くスマホの待ち受けにしていたり、
自分が持つ雑貨や時計、アクセサリーを好きなモチーフやデザインにしたり、
そんな行為ととてもよく似ていると感じました。
今、ここにはないモノのことを想って、
それを作ったり、持つことは人類がはるか昔からやってきたことのようです。
お気に入りのモノを持つって、ワクワクしますよね。
思わず欲しくなる。そして、作ってしまった。
人類あるある、にテンションが上がっていました。
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