わーーーーすごいーーー。美味しいーーー!
そこには、確かに感動がありました。
すぐ目の前のお寿司職人さんが、すぐ目の前の自分を思って、
沢山の引き出しの中から、作ってくれるのです。
すべてをお任せにしていて、次に何がでるのかわかりません。
何だろうこの、ワクワク感は。
作り手と話ながら食べられるなんて、すごい喜びを経験しました。
私も写真で、お任せと言われたときの、
痺れるような緊張感と、それに答えようと全神経をもって、
その人に寄り添うための手がかりを探します。
一番最後には、シメのお任せをとお願いすると、
いくつかの質問をいただきました。
でも、それは直接的なネタのことではないです。
味覚と気持ちがくっついた質問でした。
私はその時、自分が最後に何を食べたらいいか分からなかったのです。
それを、質問と今日食べたものの中で見せた、
私の表情から読んでいるようでした。
そして出て来たネタを食べた瞬間、
めっちゃ、正解ーーーーー!
私が自身では絶対に具体的には言い当てられなかった、
それなのに、まるで私の舌と会話したみたいに、
今の私の求めるピッタリのネタが出て来たことに感動しました。
感動しながら食べる私を見て、
お寿司職人さんが、今日はゆっくり眠れます、
と言ってくださっていました。
私もお客さんの反応、すごく気になりますし、とてもよくわかります。
最近出会った人に、本物を食べなあかんよーって言われて、
その意味がよくわかった経験のひとつでした。
東京で本物を知る五感磨き、味覚編にも力入れていきたいです。
これだ。この素晴らしい感動の体験、
連れて行ってくださった方に本当に感謝です。
今度は自分でお金をためて、この感動に会いに行こう。
0 件のコメント:
コメントを投稿