今日は久しぶりに散歩をしようと決めていました。
でも、仕事が終わったら雨が降ってきて、
レインシューズもレインコートも東京に置いてきたので、
雨の中をビニール傘に革靴で歩きました。
靴を濡らしたくなかったので、傘をうんと前に倒して歩くと、
雨のしずくが、透明な傘を伝って落ちる様子が思いのほか綺麗で、
傘越しの景色に見とれてしまいました。
おかげで、髪の毛と背中はびしょ濡れになっていました。
でも、その甲斐があるくらい、しずくと夕方の空と街の夜景は、
息をのむほどに綺麗でした。
カメラを持ってきたらよかった、と後悔するほどです。
携帯もお財布も何も持たずに、ただ散歩をしながら考え事をしたかったのですが、
そのことを忘れるくらい、伝っていくしずくとその風景に惹かれました。
帰る頃には結局、お気に入りの靴もびしょ濡れになってしまったけれど、
やっぱり雨の今日、ビニール傘とこの靴で散歩をしてよかったと思いました。
私は雨のしずくのデザインが好きですが、
実際には雨がしずくのような形をしている瞬間なんて、
ほとんど出会ったことがないです。
ぽたっと落ちる、その瞬間にしかあの形にはならないと思います。
それにしても本当に上は尖っているのでしょうか?
落ちていくときは、丸い気がします。
今日の傘に当たる雨も、どれも真ん丸か楕円でした。
傘に当たってはじけたり、纏まったりして、つーっと流れていきます。
あのしずくのデザインは、誰が考えたのでしょうか?
次は絶対にカメラを持って出かけよう。
次の雨の日が待ち遠しいです。
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