2014年11月8日土曜日

■東京で新しい挑戦を始めます■

私がずっと探してきたのは、
人が人生で本当に持つ価値があると思える写真です。

ここ数年『ローレフォト』というオーダーメイドの肖像写真を試行錯誤し、
少しずつメディアにとりあげていただき、
写真を欲しい!と思う同世代以上の幅広い年齢層の女性たちの声を聴き、
撮影を重ねていくうちに、私の人生を通じて本当にやりたいことが
少しずつ形になってきました。

大学で一度はあきらめた、カウンセラーになること、
そして卒業後は人のモチベーションに関することに興味があり、
人事になりました。一見、写真とは別の道のようですが、
それらが今、写真を撮るという私らしい形で再び生き始めました。

きっかけは撮影した方々からいただいたお手紙や電話からです。
次の一歩を踏み出すための何かを掴めていなかったり、
自分に自信が持てなかったり、なかなか前に進む事ができず、
鬱々と過ごしていた状態から、ローレフォトの撮影をきっかけに、
自分に自信を持てたり、新しい気持ちで挑戦してみようという前向きな気持ちが
伝わってきました。

関西の番組でもそういった企画でローレフォトを取り上げていただき、
『私がまさにずっとやりたかったのは、こういうことだ!』と気づきました。
これまでは「昔から住んでいる好きな町にいる」こと、
町の人たちの声も聴いて、改めて実感することができました。
そしてその皆さんの声から、


写真は記念やイベント時などハッピーな時に撮るものと思われがちですが、
私は全く逆の写真を広めたいです。

鬱々としている気持ち、自信を失いかけていたり、
本来のもっと笑っていた自分自身を取り戻したかったり、
本当にやりたいことを模索していたり、これからの一歩を考えている、
そういう時や、そういう人にこそ、私の写真を知ってほしいと思っています。

普通はそんな時に写真を撮りたいとは、思わない人が多いです。
だからこそもっと、多くの人に私の思う写真を知っていただけたら、
もっと多くの女性に、自分自身の絶対的な価値に気付いていただけたらと思います。

私の大きな夢は、彼女達が輝いて生きられる支えとなるような、
自信や、モチベーションに関する価値観を写真で伝えることです。

自分自身と改めて向き合い、知らなかった自分を知る、
それが私の撮影セッションを通じてできることです。

人は大切な家族のことは知っていても、自分自身のことは、横顔すらうまく
思い浮かべられない人が多いです。ましてや、何かに夢中になっていたり、
思わず微笑み返したくなるような優しい表情や自分らしい表情など、
自分のことは知らないことが多いです。

でもせっかく生まれてきたんだから、本当の自分を知らないなんて勿体ない!
と私は思います。

こういう写真を必要とする一人でも多くの方に知ってもらいたいという想いで
東京に来ました。このことを文化の中心地から、全国に発信したいからです。


もう一つ東京でやりたいことがあります。私の思いを伝えることとは逆に、
「人々が写真に何を求めているか。それに私がどう応えられるか。」
を模索するためです。


そして「ただ待っている」だけで、本当にいい写真を残したい人に向けて発信したり、
声を聴き、形を変えて応えていけなかったためです。

私は写真をビジネスでも、アートでもなく、『文化』として広めたいと思っています。
そのためには、今の都心の写真と人との文化背景がどういった状況なのか、
そこに私がどう応えていけるのかを探っていきたいと思っています。

それを元に南河内に帰って、地元で独自の文化を築くべきなのか、
それとも地方を出て、都心でするべきなのか、今はその答えがわかりません。


現在は夫を大阪に残し、単身赴任のような形で東京にきています。
期間限定で1年間、私が考える写真を多くの人に知ってもらうための活動をしながら、
冷静に観察し、これからの進み方を考える機会にしたいと思っています。

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